「変えよう」とする人が、レガシーを面白くする

左から:宮下、西口
左から:宮下、西口
会社の“土台”を支える基幹システム。その運用と再構築に挑む2つのチームがあります。 地味に見えて、実は「変え続ける意志」が問われる現場。
Business Success内の運用基盤チームに所属する西口さんと、同じくBusiness Success内のCRMチームの宮下さんに、仕事の中身とチームのリアルを聞きました。
― メンバー紹介
  • 西口 … 運用基盤チーム所属。セキュリティ・基幹システム・インフラ/SRE 領域のエンジニア。コテコテの関西弁がチャームポイント。社員インタビュー記事はこちら
  • 宮下 … CRMチーム所属。法人事業の基幹システム開発・運用担当。ボケ倒す西口を優しく静かに見守っている。社員インタビュー記事はこちら

まずは、おふたりの自己紹介から

Q. 今の役割と、このチームに来るまでの経歴を教えてください。
西口: 2022年9月にグロービスへ入社しました。横断企画チームの立ち上げを経て、今はまさに運用基盤チームを立ち上げ中です。「毎年チームを立ち上げている」感覚ですね(笑)。技術領域はセキュリティや基幹システムまわりのインフラ、SRE。前職はSIer、その後HR系のSaaSでアプリケーション開発をしていました。
宮下: 2021年4月に入社しました。最初は大学院を運営する部門(GMS)の社内SEとして大学院の業務システムを担当し、2025年10月にGDPへ異動しました。今はCRMチームで法人事業の基幹システムの開発・運用に携わっており、要件定義やプロジェクトマネジメントを担っています。前職は教育系の会社の情報システム部門で働いていました。

このチームは、何をしているチームですか?

Q. ミッションや、誰のどんな課題に向き合っているかを教えてください。
西口(運用基盤): ひとことで言うと 「基幹システムの運用をモダン化するチーム」 です。会計まわりを中心に、定常運用が属人化していたり手作業だらけだったりする。そこを効率化・自動化していきます。新旧システムが並行して動く“過渡期”だからこそ必要な、運用の専任チームですね。
宮下(CRM): 「法人事業の基幹システムを開発・運用するチーム」です。顧客情報や営業活動を管理するシステムを担当しています。長年の改修の積み重ねで画面も中身も複雑になったレガシーシステムを抱えており、営業やオペレーションの現場の「業務を変えたいのにシステムがネックで変えられない」という課題と向き合っています。

このチームが解決したい課題は何ですか?

Q. できれば具体的に、なぜ難しいのかも含めて教えてください。
西口(運用基盤): 分かりやすい例は、新サービス追加時の請求処理ですね。今は1〜3ヶ月かかることもあり、リードタイム短縮が急務です。待っているお客さまにとっても嬉しくない。もともと開発と運用を同じチームが兼務していて、突発的な運用依頼が長期の開発を圧迫していました。だから運用を専任として切り出したんです。人の手でやっている処理を、AI活用も含めてモダンにしていきます。
宮下(CRM): システム内部のロジックだけでなく 他のシステムやサービスとのデータ連携も複雑化している ことが難易度を高くしています。事業拡大に伴い取り扱うサービスが増え、都度改修やデータ連携先を追加してきた結果、ちょっとしたシステム改修に時間もコストもかかってしまう状態になりました。これまで外部ベンダーに開発を委託していたシステムを内製で作り直すことで、柔軟でスピーディーな対応ができる状態にすることを目指しています。

チームとして、大切にしていることはありますか?

Q. 仕事をするうえで譲れないこだわりは?
西口(運用基盤): 「現状維持をよしとしない」 ことです。運用って、放っておくと“こなす”作業になりがちです。でも、毎日のしんどさを課題として捉えて、変えにいく。その姿勢をチームの前提にしています。
宮下(CRM): 「関係者を巻き込んで一緒に取り組む」 ことですね。自チームだけで解決できることが少ないので、こちらから動いてユーザーや他のチームを能動的に巻き込むことを大事にしています。

どんな人が活躍できるチームですか?

Q. どんな姿勢や性格の人が向いていると思いますか?
西口(運用基盤): とにかく 改善意欲が高い人。「辛抱強く耐える人」より「粘り強く変えていく人」です。少し逆説的ですが、“いい意味で怠惰”──楽をするために仕組みを変えようとする人がフィットします。ただ我慢できるという人だと、この現場はしんどいかもしれません。
宮下(CRM): 一緒に学んで成長していける人。内製化の取り組みを始めて間もないので、まだまだ仕組みが整っていない点や、上手くいかないことが多いです。ですので、上手くいかないことや変化に前向きに向き合える人、自分で考えて行動できる人が向いていると思います。

このチームに入ると、どう成長できますか?

Q. 任される範囲や、身につく力を教えてください。
西口(運用基盤): 正直にお話しすると、運用基盤チームは良い意味で 「早くなくなったほうがいいチーム」 なんです。ミッションが属人化や非効率作業の解消で、「チーム存続=属人化が続いている」になるので。ITサービスマネジメントやセキュリティ、インフラの知識は身につきますが、環境がレガシーなぶん“反面教師的な学び”も多い。モダンな環境での実践力を、ここだけで完璧に、とはいかない部分もあります。
ミッションを達成し、チームの発展的解消後は、開発と運用が一体化したチームでまた次の課題に取り組んでいくことになると思います。そこを視野に運用観点からDevOpsのチームとしくみを作っていく経験ができると思います。 グロービスでは、たとえ今の自分の仕事がなくなっても、自分の力で課題を見つけ、それを次の仕事にしていけます。それができる環境だからこそ、こうして正直に話せるんです。
宮下(CRM): レガシーシステムからモダンなシステムへの移行を経験できる 点はエンジニアとしての成長につながると思います。しかも隣に運用基盤チームがいるので、インフラ・セキュリティ・運用で何が起きているかを間近で学べる。システム全体に幅広く携わっていきたいエンジニアには、力をつけやすい環境だと思います。

一番、誇りに思っていることは?

Q. 背景から成果、学びまで聞かせてください。
西口(運用基盤): 発足からまだ約3ヶ月。対応依頼が以前の約3倍に増えている中で走っているところなので、大きな成果はこれからです。今の“大玉”は、製品の売り方の変更に伴う請求・支払処理。海外展開も絡むと、社内フローの調整に時間がかかります。ここを 型化 できれば、インパクトは大きいと思っています。
宮下(CRM): 法人の顧客管理システムのリプレイスをリリースできたこと です。外部ベンダーに開発を委託していた旧システムを内製で作り直した第一弾。データ連携先の担当者など関係者が本当に多く、その合意を一つずつ取りながら、大きな事故なくリリースまで持っていけたことはチームとして大きな自身になりました。

1〜2年後、どんなチームにしたいですか?

Q. 新しく来る人には、どんな役割を担ってほしいですか?
西口(運用基盤): 現実的な直近1〜2年で、定常運用を型化・テンプレート化して、属人化と非効率化の解消をしたいです。その後、新システムの開発チームが開発と運用を両立できる状態にして引き次いでいくことになります。型を作れれば引き継ぎやすいので、型づくりと新体制への引き継ぎを担っていただいて、その後の新体制の開発と運用の連動を発展してもらいたいです。
宮下(CRM): 内製化に取り組んでいることで、システム部門への期待は大きくなっています。期待に応えられるよう 柔軟にスピード感を持って対応できるチーム にしたいですね。新しく来る人には、内製化したシステムを5年後、10年後に引き継いでいく役割を担って欲しいと思っています。