現代のソフトウェア品質のあり方をさがして

河原田 政典
QAエンジニア
Q. 入社のきっかけは何ですか?
いわゆる「アジャイル開発」に代表されるスピードの速いソフトウェア開発が当たり前の時代に「品質およびテストのあり方」はどうなるかを模索・実践できる環境を求めていました。教育事業はプロダクト品質を高めて世の中に貢献するというQAエンジニアの本懐をまさに満たすものであり、経営大学院でも知られるGLOBISというブランドにふさわしいデジタルプロダクトのリリースを支えることで個人・会社・社会のWin-Win-Winにつながると考え、入社を決めました。
Q. 現在、どのようなプロジェクトに携わっていますか?
部門全体を支援するQAチームに所属し、将来的なプロダクト品質の向上施策を検討する品質戦略室をリードしています。QAチームは単なるテスト専門家集団ではなく、むしろ組織の全体最適を志向する、いわゆるモダンテスティングの原則から学んだ価値観を持ち、品質向上という課題に取り組んでいます。
プロダクトごとに求める品質や採用しているテストの手法・成熟度が異なるため、テーラリングを前提としつつ、品質という目に見えにくいものを可視化し、スクラムチームが自律的に品質改善に取り組める仕組みの構築を目指しています。
Q. 仕事のやりがいは何ですか?
Scrum@Scaleという大規模スクラムの組織で、各スクラムチームで行われる日々のテスト活動に加えて、品質戦略を支える良い品質文化をいかに醸成するかを考えています。Webで検索しても他企業の事例が見つかりにくい問いに向き合い続けるという非常に難しい仕事ですが、それだけに多くの実験的な施策にも取り組める、得難い機会に恵まれています。
Q. 入社して良かったことは何ですか?
QAチームには個性的なメンバーが集まっていて、みんなで知見を出し合って工夫しながら課題に取り組む雰囲気が気に入っています。何か問題が持ち上がったときに一人で抱えるのではなく、いつでも仲間に頼れる文化ができています。また、QAチームのパーパス・ミッション・コアバリュー・ストラテジーは、胸襟を開いて話し合って決めたので、一人ひとりが自分事と捉えて日々の業務に反映させています。組織の誰もが話に耳を傾けてくれることも仕事の進めやすさに直結していて、とても良いですね。
Q. 成長するために何をしていますか?
GLOBISの英語MBAに通ってビジネスパーソンとしてのレベルアップを図っているほか、支援制度を活用して(たくさん)購入した書籍を(たくさん)読んでいます。知識と現場での実践をベースに、社外のカンファレンスでも登壇機会をいただいていて、そのたびに成長と未熟さを同時に感じています。また、GLOBISには知見録やInsightといった社会人向け情報発信メディアもあり、そこでもエンジニア目線からビジネスパーソンに役立つ情報を発信しています。
Q. GLOBISで挑戦したいことは何ですか?
品質文化の醸成と定着を通じて、品質はただソフトウェア開発の現場だけが意識するものではなく、むしろ、価値あるプロダクトを提供し続けるために組織ぐるみで取り組むべき「経営課題」であるという認識を広めていこうと考えています。
品質(Quality)という言葉には「品格」「上品」といった意味の「品」が含まれます。「さすがGLOBISだ」と選ばれ続けるプロダクトは、私たちがさらに素晴らしい組織へと進化するためのカギであり、相応の品質文化が欠かせません。私たちの軌跡は自社内のみならず、品質界隈、ひいては日本と世界の産業界や社会の前進にも貢献できるのではないかと、今からワクワクしています。
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